赤ちゃんが熱を出したら、とても心配ですよね。下がったと思ったら全身に発疹が…それは突発性発疹かもしれません。乳幼児のほとんどが一度は感染する突発性発疹。生まれて初めてのお熱がこの感染症だったという方も少なくありません。
先日３姉妹の末っ子が突発性発疹になり、とてもしんどそうで診ていて辛かったので同じ思いのママさんもいるかなと思い、自身の体験談を元に記事にしました。
突発性発疹とは
ヒトヘルペスウイルスに感染して起こる感染症です。生後6か月から2歳頃までに発症することが多く、周りの大人や突発性発疹にかかったことのある子供の体内にウイルスがいて、唾液や顔への接触などにより感染すると言われています。
確かにうちの三女も、長女と次女の熱烈な愛情(ほっぺへのキスなど)を日々受けていますので感染しても何ら不思議ではないですよね…
一度感染すると抗体ができますが、まれに二度感染するお子様もいらっしゃるようです。
症状
3〜4日間、38度以上の発熱があり、解熱後顔や全身に赤い発疹が現れる。
三女の場合、高熱が４日続きました。咳や鼻水などの症状はなく、食欲は劣るもののミルクはいつものように飲んでいました。(この時生後10ヶ月）
同時期に夫がインフルエンザで寝込んでいたので、小児科で検査しましたが陰性。先生には、このあと発疹が出るようであれば突発性発疹だろうと言われました。
座薬をもらい、熱が高い時に複数回使用しました。
４日目の朝、起きると顔に発疹が。この時体にはそこまで発疹が出ておらず、機嫌も普通。熱はまだありました。
5日目の朝、熱は微熱程度に下がったものの全身に発疹が。何だかぐったりしているように見えたのでもう一度小児科を受診しました。
診察の結果はやはり突発性発疹。効果的な薬はなく、自然に治るまで経過をみましょうとのことでした。便が緩くなることもあるそうです。
経過観察
全身に発疹が出てから、機嫌がとても悪くなりました。起きている時は常にべったりで、少しでも離れようものなら泣きながら追いかけてくる…といった感じでほとんど身動きが取れず。
離乳食もほとんど食べないし、大好きな赤ちゃんせんべいですら拒否。ぐったりしていて、笑顔もなく寝る時間が多かったです。３人目とはいえさすがに心配しました。
発疹のピーク時は顔中、お尻やおまたまで発疹が広がり痒みはないそうなのですが、痛々しくかわいそうで仕方がなかったです。それから先生のおっしゃる通り、便が緩くなりました！
初めて熱を出してから1週間経った朝、全体的に発疹が薄くなり徐々に笑顔が戻ってきました。離乳食も少しづつ食べてくれるようになり、ようやく一安心。その2日後には発疹も消え、いつもの笑顔弾けるミラクルボディ三女ちゃんに戻っていました☆
合併症について
合併症として、熱性けいれんの多い年齢に発熱することから、熱性けいれんを起こすことがあります。まれに、脳炎、脳症、劇症肝炎（肝炎がひどく肝臓が機能しなくなる）、血小板減少性紫斑病（血小板が減少して出血しやすい状態）を合併することがあるので注意が必要。痙攣が20分以上続く、意識がない、白眼が黄色くなる黄疸、内出血が多いなどの症状が見られる時は、急いで医療機関を受診しましょう。
いしいこどもクリニック
合併症を引き起こす可能性もあります。異変があればすぐに受診しましょう。
終わりに
アデノウイルスもヒトメタニューモウイルスも体験したことのある三女でしたが、解熱後の機嫌の悪さは過去一でした。(個人の感想です)
子供も辛いけど、付き添ってる親も辛い…どの子も早くよくなりますように。
子供は多少うるさくても元気が一番だと改めて実感しました！
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