育休中に資格取るならFPがおすすめ!独学におすすめの教材と勉強のコツ

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産休・育休中だけどせっかくだから何か勉強したい!できれば自宅で費用をかけずに取れる資格ってあるかな…そんな方におすすめの資格がファイナンシャルプランナーです。

私も産後から勉強を始め、自宅学習で3級→2級と続けて合格することができました!

この記事を読むとわかること
  • ファイナンシャルプランナーについて
  • 試験料や出題範囲
  • 学習期間とその方法、勉強のコツ

ファイナンシャルプランナーとは

まずファイナンシャルプランナー(FP)ってよく聞くけどなに?

ファイナンシャルプランナー

税金、保険、年金などの幅広い知識と視野を持ち、ライフプランの設計を行うお金の専門家

例えば「子供が二人いるけれど将来は大学に通わせてあげたい。その為にはいくらお金が必要でどうやって貯めていけばいいか」などといった相談に、保険や税金、家計の収支状況など幅広い観点からライフプランを提案する職業です。

ファイナンシャルプランナーを勉強するメリット

私は当初「全く関係ない仕事をしているし資格を取っても無駄かな?」「別にFPになりたいわけじゃないんだよな〜」と思っていたのですが、結論勉強して本当によかったです!

というのもファイナンシャルプランナーはライフプランニングだけでなく資産運用や税金、不動産や相続に関することなど学習分野が多岐にわたります。

例えば育休や病気で休職している時にもらえるお金のことだったり、流行りのNISAやiDeCo、住宅にかかる税金や控除などの生活に身近な悩みや、今後直面するであろう問題についての予備知識をあらかじめ学ぶことができるからです。

受験せず勉強するだけでももちろんOKですが、目標があると勉強に熱が入るのでせっかくなら受験されることをおすすめします。

試験の概要

FPの試験は5月・9月・翌1月の年に3回行われています。学科試験と実技試験の両方に合格することで完全合格となり、国家資格「ファイナンシャルプランニング技能士」に認定されます。

3級〜1級までありますが2級を受験するには3級合格や2年以上の実務経験など要件があるのでまずは3級から申し込みましょう。

3級の受験料:8,000円(学科4,000円+実技4,000円)

2級の受験料:11,700円(学科5,700円+実技6,000円)

試験には日本FP協会が主催する試験と金融財政事情研究会(きんざい)が主催する試験があります。どちらで合格をしてもFP技能士の資格取得にはかわりませんが、実技試験の内容や受検地などが若干異なるので注意してください。

この記事では主に私が受験した日本FP協会が主催する3級と2級の試験について記述しています。

出題範囲

・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続、事業承継

FP2級・3級の学科試験はマークシート方式の択一問題で120分、実技試験は3級はマークシート方式で60分、2級は記述式で90分行われます。

学習方法と学習期間

使用した教材

3級も2級もTAC出版の『みんなが欲しかったシリーズ』を使用しました。カラーで見やすく、おすすめです。法令や税制は変わることがあるので受験される年度に合わせた最新のものを購入した方がいいです。

これらに加えて、過去問をたくさん解きたかったので過去問道場というクイズアプリを使いました。無料で使えて携帯ひとつで最新の法令に対応した15年分の過去問を解くことができ、とても重宝しました。下記のリンクからどうぞ。

FP3級の場合

あくまでも私の場合ですが、学習期間は約1ヶ月です。

教科書を読み、対応する問題を解く。これをチャプターごとに繰り返します。

初めは分厚い教科書を開くだけで心が折れそうになるし、何がなんだかさっぱりなので頭に入らなくて当然です。

自分の興味のある分野から読み進めるのもアリ!私は金融資産運用に興味があったのでそちらから読み始めました。

読む→解く→答え合わせ→読む→解く→答え合わせを繰り返し、間違えた問題にはチェックを入れておきます。

これを2回、3回と繰り返し問題を解くのに慣れてきた頃に過去問道場の登場です。このアプリは本当に優秀で、間違えた問題だけを集めて出題することもできるので自分の苦手分野がよく分かります。

あと嬉しいのが、携帯ひとつで勉強できるところ!

教科書開いて、問題集開いて〜って赤ちゃんいると結構大変ですよね。家事の合間、抱っこしながら、寝る前に布団の中で勉強できるのでとても重宝しました。

過去問を全て解き終えたら、問題集の後ろについている本試験問題を時間を測りながら解いてみてください。

間違えた問題は都度、対応する教科書の部分を読み込んで、頭に入りづらければノートにまとめておくといいですね♩

とにかく問題を解くこと、これに尽きます。

FP2級の場合

2級の学習期間は約2ヶ月です。

3級より厚みを増した教科書、しかし開いてみると中身はほとんど同じような感じ。3級で学んだことをベースに+αで学習していきます。

勉強方法は3級と変わりありませんが、やはり2級とあって計算問題が多かったり少し複雑に…試験までに少しでも多く問題を解いておきたいところ。

過去問道場のアプリを使うと、難易度の高い問題のみを出題させることもできるので効率的に学習できますよ♩

合格率

3級も2級も学科、実技ともに6割とれれば合格です。

3級の直近の試験の合格率

FP協会学科合格率実技合格率
2022年9月80.78%84.44%
2022年5月83.37%90.33%
3級の直近の試験の合格率
FP協会学科合格率実技合格率
2022年9月42.16%56.55%
2022年5月49.20%62.11%
2級の直近の試験の合格率

3級は合格率が8割以上と高いですが、2級になると学科は4〜5割、実技5〜6割と3級とのレベルの違いが明白ですね。

実際に試験を受けてみて

3級は2022年5月、2級は2022年9月に受験しました。

どちらも午前に学科の試験、昼休憩を挟んで午後から実技の試験と長丁場です。受験者はとても多く、学生からお年を召した方まで幅広い年齢層でした。

3級の受験を終えた後、正直とても手応えを感じました!過去問と似たような出題も多く、1〜2問初見の問題もありましたが最後は勘で。結果、正答率9割以上で合格することができました。

対して2級の受験後はというと…

手応えゼロ、落ちたかも!が正直な感想でした。過去問やテキストでも見かけたことのないような語彙や問題が複数あったんですね。学科は、問題数も多いしギリギリ6割か…実技は計算問題がマークシート方式でなく記述式なので自信がなかったのと、時間に余裕がなかったんです。

試験から1ヶ月後、『完全合格』の文字を見て本当に安堵しました。

例年と比べると2022年9月の試験は難易度が少し高かったようです。確かに合格率も前回より6〜7%下回っています。

まとめ:3級は比較的簡単、2級は少し難しい

3級の取得を目指すのであれば、効率よく勉強できる方や短期集中派の方であれば1〜2週間で仕上げることも可能かと思われます。2級に関して言えば、それでは足りないのかな。めちゃくちゃ過去問解いたぜ!という自負があっても(私です)、結果発表まで安心できませんでした。

子育てをしながら、勉強時間を確保するのは大変だと思います。寝たと思ってもすぐ起きるし、自分時間なんてほとんどないですよね。分かります。

時間がない中で、どうやって時間を作るか。

私は、メリハリ目標設定を心がけました。

勉強したのは平日上の子たちが保育園に行っている時だけ、土日は勉強もお休み。やる時とやらない時をはっきりさせておくんです。朝だけ、とか子供が夜寝た後だけ。とかなんでも良いです。

あとは今日はここまでやる!って毎回決めてました。過去問3年分解く!とか、テキスト1〜3章読む!とか目標を設定しおいて、それを毎回達成するんです。そりゃたまには、うまくいかない日もあります。そんな時は、次回頑張れば良いんです。

個人的にFPを勉強したあと一番感じたのが、ニュースや池上さんの言ってることが理解できるようになったことです!今まで興味もなく見向きもしなかったことでも、その言葉の意味を知ると耳に入ってくるようになるんです。

ファイナンシャルプランナー、おすすめの資格です♩

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